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子ども・幼児への縄跳びの教え方のコツまとめ

小学校や幼稚園で取り組まなければいけない「縄跳び」。いざ子供に教えるとなると苦戦するという方も多いのではないでしょうか?縄跳びを子供に教える際には、うまくコツを掴んで教えることが必要になります。そこで今回は、縄跳びの教え方のコツをまとめ、解説していきます。幼稚園・保育園で縄跳びを教えなければならない先生や、家で教えたい親御さんに必見の内容です。

誰もが一度はやったことがある縄跳びですが、いざ子供に教えるとなると苦戦するという方も多いのではないでしょうか?自分ではできても、人に伝えるのは難しいもの。ましてや相手が幼児となれば、うまくコツを掴んで教えることが必要になります。そこで今回は、縄跳びの教え方のコツをまとめ、解説していきます。幼稚園・保育園で縄跳びを教えなければならない先生や、家で教えたい親御さんには必見の内容です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

なぜ縄跳びが苦手になるの?

縄跳びを教える際に大切なのが、相手がどんな点につまづいているのかを理解することです。まずはじめに、縄跳びのつまづきポイントをお伝えします。子供が縄跳びを苦手と感じてしまう点は以下の3つです。

両足でジャンプできない

片足ではジャンプできるけれど、両足でジャンプをすることは難しいと感じる子もいます。実はジャンプができるようになるのは2歳前後。足の筋肉や、空中でも体を支えるバランス能力がないといけないので、子供にとって片足どころか両足でジャンプすることは難しいことなんです。

動きが単調・縄が怖い

縄跳びの練習となると、前跳びを繰り返したり一人での練習になるので、すぐに飽きてしまう子もいます。飽きさせないような工夫が必要です。また、縄の音や速さが怖いという子もいるでしょう。そうした子に対しては、後述の段階的なアプローチが有効的です。

縄を手首で回せない

大人にとっては簡単に思えますが、縄を回し続けることも難しく感じる子がいます。一定のリズムで回すことが難しいのか、筋力・体力が足りずに回せないのか把握してあげることが重要です。

縄跳びを教える前に掴んでおきたい、子供の特徴

次にお伝えするのが、子供に共通する特徴。幼児の特性を把握しておくことで、練習メニューを組みやすくなったりモチベーションをアップさせやすくなります。子供の特徴は以下の3つです。

集中が長く続かない

子供が集中できる時間は10分間だけと言われています。そのため「短時間に区切って練習する」「おもちゃ、ゲームといった気が散るものを近くに置かない」などの対策を行うことが重要です。

複数の動きを同時にするのが苦手

縄跳びは「縄を一定のリズムで回す」「縄をジャンプして飛び続ける」という2つの動作を同時にしなければならない運動です。これが子供にとっては難しく感じることもあります。

怒られると拗ねる気持ちに

縄跳びができないからといって、頭ごなしに怒らないようにしましょう。内容はアドバイスだったとしても、声のトーンがきつかったりすると「怒られた」という記憶が残り、肝心のアドバイスを聞けなかったりやる気をなくしたりしてしまいます。毎日継続して練習していることや、以前より一回でも多く跳べたことなど良い点を見つけ、褒めることで伸ばしてあげましょう

子供にオススメの縄跳びの種類

縄跳びには「布」「ビニール」「ビーズロープ」「チューブ」「ワイヤー」などさまざまな種類があり、用途によって適した商品が変わります。ここからは、子供が縄跳びの練習をしやすい縄跳びの種類や特徴について解説します。

布タイプ

昔ながらの布のひもタイプの縄跳びは子供の練習にオススメです。理由は、布タイプは重量感があり、縄を回す感覚を掴みやすいため。加えて、他のタイプよりもロープ部分が太く空気抵抗が大きいため、比較的ゆっくり回しやすいという特徴があり、お子様が自分のペースで練習を進めやすいというメリットがあります。

ビーズタイプ

ビーズタイプの縄跳びは、ナイロン製のひもにビーズを通しているタイプです。少し重いことが特徴で、一般的なビニール製のものと比較すると2、3倍の重さがあります。ビーズタイプのおすすめポイントは、ロープを回した時に床に当たると音がなる点です。音がなることでリズムをつかみやすいので、子供や初心者の練習に適していると言えます。

適切な長さのものを使おう

快適な練習には、縄跳びの長さも重要です。縄跳びの理想的な長さは、ロープ部分の真ん中を踏んで肘を90度に曲げられる長さ。身長に合わせて調節できる縄跳びを購入することも手です。

徐々に慣れていこう!縄跳びの教え方の順番

縄跳びを子供に教える場合、段階的にできることを増やしていくことが有効です。ここでは縄跳びができるようになる順番を解説していきます。

まずは両足でのジャンプができるように

先述の通り、幼児にとって両足でのジャンプは難易度が高いもの。左足と右足のタイミングがずれているなど課題が多いかもしれませんが、左右のバランスを意識して根気強く取り組みましょう。また、最初は両足でジャンプできても、何回も回数を重ねると崩れてくるという子もいるかもしれません。並行して体力がつくような運動を取り入れても○。

リズムに合わせてジャンプ!

縄跳びを跳ぶためには、リズム感よくジャンプすることが求められます。子供が好きな曲に合わせてジャンプしたり、大人が手を繋いでジャンプのタイミングを掴みやすくする工夫が必要です。慣れてきたら、縄跳びの縄を使っても良いでしょう。縄を左右に振って、ジャンプのタイミングを掴みましょう。

縄を回してみよう

こちらも先述の通り、子供にとって難しい、縄を回す練習です。最初は身体に当たる怖さを軽減するため、片手で回すところから始めても○。縄跳びを回す際に重要になるのが、正しい持ち方でグリップ部分を持つこと。グリップの握り方は、リモコンのように親指を添えるように持つのが理想的です。正しい握り方をすることで、疲れにくくなるというメリットもあります。

また、縄を回す際は脇を締めて行いましょう。縄を少ない力で回すことが可能になりますし、怪我の予防にもなります。片手回しに慣れたら、縄が地面にあたる際にジャンプしてみましょう。失敗しても縄が足に当たる心配がないので、慣れないうちにぴったりの練習法です。

これで最後!実際に飛んでみよう

いよいよグリップを両手に持って、縄跳びに挑戦していきます。初めはゆっくり回し、縄が地面に着いたらジャンプという動きをクリアしましょう。スローペースで跳ぶことを繰り返したら、徐々に自信もついてくるはずです。慣れたらだんだんとスピードをあげて、回数をこなしていきましょう。

縄跳びの教え方のコツ

ここからは、縄跳びを教える際のコツについて紹介していきます。

縄跳びに重りをつけてみる

子供の縄跳びの練習には「布」と「ビーズ」タイプの縄跳びが適しているとお話ししましたが、その両方に共通するのが「重さ」です。やはり縄跳びをする上ではある程度縄の重さがある方が縄を回す感覚をつかみやすく、跳びやすいと考えられています。そこで、縄に重りをつけて飛んでみる練習方法が推奨されます。

例えばロープをトイレットペーパーの芯に通してみたり、新聞紙を巻きつけてみるなど、重りは身近にあるものでOK。縄を中央で結んでも重りの役割を果たすため、リズムが取れないなどの課題が出てきた時には試してみてください。

大人と一緒にジャンプの練習

縄跳びの練習で最もつまづくのがジャンプ。どうしても難しい場合には、大人と手を繋いで一緒にジャンプしてみましょう。最初は浮かせてあげるくらいでも良いかもしれません。一緒にジャンプをすることで、一定のリズムでジャンプする感覚を身体に染み込ませるのが大切です。

子供が飽きない飛び方を取り入れる

やはり、ずっと前跳びのみでは飽きてしまいます。集中力のない子供ではなおさらです。そこで、子供が楽しいと感じる跳び方を取り入れてみることをオススメします。例えば二人跳び。二人跳びとは、二人一組になって片方が縄を回し、二人で縄の中を跳ぶ跳び方のこと。これなら親とも一緒にできて、子供の集中度合いが高まること間違いなしです。

縄跳びをもっと楽しく!子供向けの飛び方紹介

子供が飽きない飛び方を、と言われても、前跳び以外にレパートリーを知らないという方も多いのではないでしょうか。そこでここからは子供が楽しめる飛び方を紹介していきます。ゲーム性の強いものなど、大人も一緒に楽しめる飛び方もありますので、ぜひ子供と一緒に挑戦してみてください。

じゃんけん跳び

じゃんけん跳びは、足を使ってじゃんけんをする飛び方。足の形によってグー、チョキ、パーを区別し、勝ち負けを決めるゲーム性の強い飛び方です。足の形のルールは、「グーが両足を閉じた状態、チョキは足を前後に開いた状態、パーは足を左右に開いた状態」と決まっていますが、自分たちのオリジナルルールを作って行っても面白そう。進め方は簡単で、前跳びを数回してからじゃんけんと同じく「最初はグー」と掛け声を出して、「ポイ!」のリズムに合わせて上記3つのうちのどれかの足の形にするという遊び方です。ポイの掛け声のあとは縄に引っかかっても良いですが、掛け声より前に引っかかったら負け。あいこの場合は再び前飛びから始め、掛け声と同時に足の形を変えることを繰り返しましょう。

もう少し難易度を上げたい場合は、「最初はグー」のタイミングで足を閉じて、少し縄を回す速度を緩める、この時に引っかかっても負けとすると良いでしょう。こちらも二人跳びと同じく親や友達と一緒にできるため、子供の集中力が切れづらいと考えられます。

あや跳び

あや跳びは、前跳びと交差跳びを交互に行う飛び方。まずは前跳びをして、一回飛んだら次に跳ぶ前までに腕をクロスさせ、できた輪っかの中をジャンプし縄を飛び越えます。このように交差跳びを行なったあとはまた前跳びに戻し、この切り替えを交互に行うとあや跳びができます。

跳ぶタイミングと腕を交差させるタイミングを同時に考えなければいけないので、ちょっと難しい跳び方。リズム感を鍛えるのにぴったりです。

おしり跳び

おしり跳びは、なんと床に座った状態で行う飛び方。飛んでいる様子がコミカルでおもわず笑ってしまうので、子供が飽きてダレてきた時にチャレンジしてみると良さそう。

まずは座った状態から始めます。縄跳びを半分に折って、片手で両方のグリップを持ち、縄を鞭のようにします。次にカウボーイのように頭上で縄を回し、縄に勢いをつけます。そのまま身体の下を通し、おしりでその縄を飛び越えるという飛び方です。おしりで飛ばなければいけないため、体全体の筋力を使います。コツとしては、しっかりと縄に勢いをつけ早く身体の下を通すことと、体全体を使って滞空時間を増やすことが大切です。縄と身体が近いので恐怖心を感じる子もいるかもしれません。初めはゆっくり回して、楽しく行えるよう注意が必要です。

二重跳び

普通の前跳びを楽々できて、もっとハイレベルな技にチャレンジしたい!という子にオススメしたいのが二重跳び。一度のジャンプで二回縄を回す飛び方です。1、2回はできても、何回も連続して行うのが難しいという子が多いのではないでしょうか。その場合縄の種類をビニールやワイヤー入りなどの早く回しやすいものに変えたり、グリップをより手の形に合ったものにするといった工夫をすると良いでしょう。

はやぶさ

二重跳びにも刺激が感じられなくなった子にオススメしたいのがはやぶさです。はやぶさは、あやとびを更に進化させて二重跳びで行う飛び方。あや跳びは1回のジャンプ毎に前跳び、交差跳びを繰り返す飛び方ですが、はやぶさは1回のジャンプで前跳びと交差跳びを同時に行うイメージです。ポイントは二重跳びを行うときのように、高く跳ぶことと腕を早く動かすこと。あやとびと二重跳びを楽々クリアできたら、ぜひ挑戦してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、縄跳びの教え方のコツについて、子供の特徴などから解説しまとめました。できない期間が長く続くと挫けてしまいそうになりますが、それを乗り越え上手に跳べるようになった際には大きな達成感と成長を得られること間違いなし。ぜひ今回ご紹介したコツをおさえ、お子様の練習をサポートしてあげてください。

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